刈谷市では、一定要件を満たす老朽空き家の除却工事について「老朽空き家除却費補助金」を設けています。補助制度を利用する場合は、解体工事を先に進めるのではなく、市の判定申請・交付申請の順序を確認することが重要です。
この記事では、補助金の対象要件と申請手順を中心に整理します。古家付きのまま売るか、解体して更地で売るかの比較は、刈谷市の老朽空き家の売却判断ページをご確認ください。
以下は刈谷市公式ページ(更新日2026年5月8日)で確認できる内容を基にしています。予算には限りがあり、制度内容・受付状況は変更される可能性があるため、申請時は必ず刈谷市の最新情報をご確認ください。
補助対象空き家の主な要件
- 刈谷市内に所在する空き家であること
- 1年以上使用されていない老朽空き家で、延べ面積の2分の1以上が居住用であったこと
- 昭和56年5月31日以前に着工された建物であること
- 市職員の現地調査による老朽度の評点が一定基準以上であること
- 原則として個人所有であること
「築年数が古い」というだけでは補助対象とは確定しません。まず判定申請を行い、市職員による現地調査を受けます。
補助対象者の主な確認事項
- 空き家の所有者等、または所有者等の同意を得た土地所有者等であること
- 共有の場合は共有者全員の同意が必要
- 市税の滞納がないこと
- 暴力団員等に該当しないこと
相続直後などで登記名義や共有関係が整理されていない場合は、誰が申請できるかを市へ事前確認してください。
2026年5月8日更新の公式情報では上限25万円
刈谷市公式ページでは、補助対象経費は空き家の除却に要する費用(消費税・地方消費税相当額を除く)で、1棟につき25万円を限度と案内されています。予算がなくなり次第受付終了となるため、利用を検討する場合は受付状況を確認してください。
申請は「判定申請→交付申請→交付決定→着工」の順
- 判定申請:位置図・配置図・外観写真等を添えて提出
- 現地調査:市職員が老朽度を調査し判定結果を通知
- 交付申請:対象と判定された後、工事着手前に事業計画書、登記事項証明書等、見積書などを提出
- 交付決定:市から交付決定を受ける
- 解体工事:交付決定後に着手
- 実績報告:工事完了後、契約書・領収書・工事前後写真等を提出
交付決定前に工事へ着手すると補助対象になりません。工事契約や着工の具体的なタイミングも含め、先に刈谷市建築課へ確認してください。
対象工事にも条件がある
刈谷市公式ページでは、解体業者が行う工事であること、交付決定年度の2月末日までに完了すること、建設リサイクル法に基づく適正な分別解体・再資源化等を行うことなどが対象事業の要件として示されています。
他制度の補助対象となる工事や、公共事業の補償対象となる工事などは対象外となる場合があります。個別の該当性は市へ確認してください。
工事完了後の実績報告も必要
除却工事が完了したら、工事完了日から30日を経過する日までに実績報告書を提出する案内となっています。契約書・領収書、除却前後の写真、建設リサイクル法の届出書等の写しなどが必要とされています。
補助金の対象でも「解体して売るべき」とは限らない
補助金は解体費の一部を支援する制度です。補助対象になることと、更地売却の方が有利であることは別です。売却予定の場合は、補助申請へ進む前に古家付き価格、更地価格、解体費、固定資産税、道路・再建築条件を比較してください。
売り方の比較は刈谷市の老朽空き家は古家付きで売る?解体して更地?で整理しています。
公式情報
まとめ
刈谷市の老朽空き家除却費補助金は、判定申請を行い、対象と判定された後に交付申請し、交付決定後に工事へ着手する流れです。対象要件、補助額、予算残、必要書類は申請時点の公式情報を確認してください。



