安城市桜町の安城市役所では、老朽化・耐震性・狭あい化・庁舎の分散などの課題を受け、建替えを含む庁舎整備の検討が進められています。
2026年10月21日には第8回安城市庁舎整備審議会が開催され、「安城市庁舎整備基本構想(案)」のパブリックコメント実施結果が議題となりました。2026年10月26日時点では、基本構想の策定手続きが進んでいる段階で、建物の詳細配置や工事内容まで決定した段階ではありません。
10月21日の審議会まで進んでいる
安城市公式サイトでは、10月21日の第8回庁舎整備審議会について、基本構想(案)のパブリックコメント実施結果を審議したことが公表されています。議事要旨は後日掲載予定です。
また、市の「安城市庁舎整備基本構想」ページでは、基本構想(案)へのパブリックコメントは終了済みとされています。今後は最終的な基本構想の策定状況を確認する段階です。
「建替えの必要性」と「具体的な建築計画」は分けて見る
現庁舎には、防災拠点としての耐震性、老朽化、分散化、狭あい化など複数の課題があります。そのため、現在の建物をそのまま長期間使い続けるのではなく、建替えを含めた庁舎整備が検討されています。
ただし、庁舎整備を進める方針と、具体的な建物位置・階数・駐車場配置・道路動線・公園との接続方法が決まることは別です。これらの詳細は基本計画・設計段階で具体化される事項です。
現在地は有力だが、詳細配置までは決まっていない
これまでの基本構想(案)の検討では、現在の桜町の庁舎敷地を含めて建設候補地が比較され、現位置の優位性が高い方向で検討が進められてきました。
一方、仮に現位置で整備するとしても、「敷地のどこに新庁舎を建てるか」「既存庁舎をどの順番で解体・建替えるか」「駐車場をどう配置するか」まで確定しているわけではありません。
安城公園・市民会館との関係も今後具体化
現在の市役所は、安城公園や安城市民会館に隣接しています。庁舎整備では周辺公共施設や公共空間を一体的に考える視点が示されています。
ただし、安城公園の具体的な形状変更、市民会館との統合、特定施設の移転などがすべて決定したわけではありません。市民ワークショップ等で出たアイデアと、正式な採用計画は分けて見る必要があります。
規模・費用も今後の基本計画で詳細化
安城市は、庁舎規模について延床面積3万2,000㎡を上限値として検討していると説明していますが、これは現時点での上限設定であり、最終規模を確定したものではありません。
市の回答では、より適正な規模については基本構想の次の基本計画で具体的な機能を決めたうえで詳細に検討するとしています。
市役所建替え=桜町の地価上昇とは限らない
市役所の建替えや公共空間の再編は、桜町周辺の環境を考える重要な地域情報です。しかし、それだけで周辺の土地・住宅・賃貸物件の価格が上昇すると判断することはできません。
不動産価格では、JR安城駅までの距離、前面道路、接道、土地形状、用途地域、駐車条件、建物状態、周辺の売出・成約状況など、対象不動産そのものの条件が直接的に影響します。
桜町周辺の所有者が今確認したいこと
- 市役所・安城公園・市民会館との実際の位置関係
- JR安城駅までの徒歩経路
- 前面道路・接道・駐車条件
- 用途地域・建築条件
- 土地の間口・形状・高低差
- 建物の築年数・修繕状況
- 現在売却した場合の手取り
- 保有を続ける場合の税金・修繕・管理負担
新庁舎完成まで待てば高く売れる、と先に決める必要はありません。現在の売却条件と保有コストを整理し、基本構想・基本計画の進捗に応じて判断材料を更新する方が現実的です。
次に確認したい公式更新
- 第8回庁舎整備審議会の議事要旨
- 安城市庁舎整備基本構想の正式策定
- 基本計画の策定開始とスケジュール
- 新庁舎・駐車場・周辺公共空間の具体的な配置



