名鉄豊田線・上豊田駅の周辺で、豊田市上原町西山・大清水町大清水の各一部を対象とする約23.8haの土地区画整理事業が検討されています。

2026年10月18日時点では、工事が始まった事業ではなく、土地区画整理組合の設立に向けて計画を具体化している段階です。本記事は、対象区域・事業化検討・道路や駅前広場・未確定事項に内容を限定します。

四郷駅周辺で換地処分済みの約26ha区画整理、国道419号、新店舗などを含む地域全体の流れは、豊田市四郷・上原町の街の変化で整理しています。

結論|上豊田駅周辺は「区画整理決定」ではなく事業化検討段階

現在は発起人会と豊田市が事業化に向けた検討を進め、民間の「事業化検討パートナー」を選定する手続きが進行しています。施行区域、用途地域、地区計画、換地、減歩率などは最終確定していません。

現在公表されている事業概要

項目現時点の内容
事業名称(仮称)豊田上豊田駅周辺土地区画整理事業
対象上原町西山・大清水町大清水の各一部
予定面積約23.8ha
現在の区域区分市街化調整区域
市街化区域編入2030年3月を目標
組合設立認可2030年度を目標
想定事業期間約11年間

これらは現時点の目標・想定であり、今後の協議や手続きで変更される可能性があります。

事業化検討パートナーの選定が進行

豊田市の募集スケジュールでは、事業提案書の提出期限は2026年10月30日、選定委員会は11月下旬、結果通知は12月上旬、覚書締結は12月下旬が予定されています。

「事業化検討パートナー」は、将来の街区構成、土地利用、保留地、事業費、企業誘致などを発起人会と検討する民間事業者です。選定された時点で土地利用や最終的な業務代行者がすべて確定するわけではありません。

駅前広場・住宅地・生活利便施設などを検討

現在の構想では、住宅地、道路、上豊田駅の駅前広場、公園、生活利便施設などを組み合わせ、駅周辺の土地利用を再編する方向が示されています。

スーパーやドラッグストアなどの生活利便施設も想定例として示されていますが、具体的な出店企業や施設は決定していません。将来構想と確定事項を分けて読む必要があります。

豊田北バイパス・浄水駅北通り線も関係

予定地区には都市計画道路「豊田北バイパス」「浄水駅北通り線」が関係しています。ただし、公表された質問回答では具体的な整備時期は未定とされています。道路完成や土地価格の上昇を前提に判断する段階ではありません。

換地・減歩・用途地域はまだ確定していない

土地区画整理では道路や公園、保留地などを確保するため、将来的に換地や減歩が関係します。しかし今回の計画では、現時点で個々の換地位置や減歩率は示されていません。

また、市街化区域への編入が目標とされていても、将来の用途地域や地区計画、最低敷地面積などは未確定です。基本構想図だけから将来建てられる建物を断定することはできません。

予定区域の土地所有者が今確認したいこと

  • 自分の土地が現在示されている予定区域とどのような位置関係にあるか
  • 現在の地目・区域区分・農地の扱い
  • 道路・公園・駅前広場の構想と現在の建物の位置関係
  • 発起人会や豊田市から届く説明資料・地区界測量の案内
  • 換地・減歩・用途地域など、まだ決まっていない事項を確定情報と混同していないか

2026年には地区界測量も進められており、予定区域外周に接する土地では境界確認の立会いが必要になる場合があります。該当する所有者は、豊田市や発起人会からの案内を保管しておくとよいでしょう。

四郷駅周辺の完了済み区画整理とは分けて確認

同じ上原町周辺でも、四郷駅側には2022年に換地処分が公告された約26haの区画整理済みエリアがあります。上豊田駅周辺23.8haの計画は別事業であり、現在の進捗も異なります。両者を含む地域全体の位置づけは、四郷・上原町の地域情報ハブをご確認ください。

まとめ

上豊田駅周辺の約23.8ha土地区画整理は、2026年10月時点で事業化に向けて具体化している段階です。2030年3月の市街化区域編入、2030年度の組合設立認可が目標として示されていますが、区域・土地利用・換地・減歩など未確定事項も多くあります。今は「完成後の価格」を予測するより、確定情報と構想を分けて追うことが重要です。

参考情報