安城市篠目町に、株式会社モビテックの新しい技術開発拠点「MAIT SQUARE(マイトスクエア)」が誕生しました。
モビテックは2026年6月29日にMAIT SQUAREの竣工を発表しており、これまで別々に運用していた「テクニカルセンター」と「R&Dセンター」を新拠点へ統合しています。単なるオフィス移転ではなく、試験・計測・開発・受託業務などの機能を集約した技術拠点です。
所在地は愛知県安城市篠目町作野24番地1。新安城駅と三河安城方面の間に位置する篠目町で、新たな企業拠点が本格稼働したことになります。
※情報は2026年9月26日時点で公表されている内容に基づきます。
- この記事で分かること
- 先に結論|MAIT SQUAREはモビテックの開発機能を集約した新拠点
- MAIT SQUAREの所在地は安城市篠目町作野24番地1
- MAIT SQUAREにはどのような設備がある?
- テクニカルセンターとR&Dセンターはどこにあった?
- 安城市の資料からは造成工事の規模も確認できる
- モビテックと安城市の関係は以前から続いている
- MAIT SQUAREは地域との交流拠点としても使われる可能性
- 篠目町周辺の不動産にはどのような影響がある?
- 篠目町の土地を見るときは「企業立地」だけで判断しない
- 今後確認したいポイント
- まとめ|MAIT SQUAREは安城市篠目町の新たな技術開発拠点
- よくある質問
- 関連記事
- 参考情報
この記事で分かること
- MAIT SQUAREの場所と開設時期
- どのような設備を備えた施設なのか
- テクニカルセンターとR&Dセンターが統合されるまでの経緯
- 安城市が公表している造成工事関係の情報
- 篠目町周辺の不動産を見る際に注意したいこと
先に結論|MAIT SQUAREはモビテックの開発機能を集約した新拠点
モビテックの公式発表によると、MAIT SQUAREは2026年6月29日に竣工しました。
会社沿革でも、2026年6月に安城市へMAIT SQUAREを開設し、テクニカルセンターとR&Dセンターを統合したことが明記されています。
施設には、半無響室、車両ピット、非接触三次元測定機のほか、技術開発・受託業務を行うエリアや交流スペースが設けられています。
そのため、「安城市に新しい事務所ができた」というより、これまで分散していた研究・開発・評価機能を一つの場所へ集約した施設として見る方が実態に近いでしょう。
MAIT SQUAREの所在地は安城市篠目町作野24番地1
現在、モビテックが公表しているMAIT SQUAREの所在地は次のとおりです。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 施設名 | MAIT SQUARE(マイトスクエア) |
| 運営 | 株式会社モビテック |
| 所在地 | 愛知県安城市篠目町作野24番地1 |
| 竣工 | 2026年6月29日 |
| 最寄駅 | 名鉄名古屋本線 新安城駅 |
| 徒歩 | 新安城駅南口から約18分 |
| バス | あんくるバス7系統「作野小北」下車、徒歩約2分 |
| 主な機能 | 技術開発、受託業務、計測・評価、交流等 |
三河安城駅前ではなく、篠目町の新安城駅寄りに設けられている点も押さえておきたいところです。
MAIT SQUAREにはどのような設備がある?
モビテックは、MAIT SQUAREに次のような設備やスペースを設けたと公表しています。Mobitec
- 半無響室
- 車両ピット
- 非接触三次元測定機
- 技術開発・受託業務エリア
- 交流スペース
半無響室は、主に壁・天井を吸音処理し、床面の反射を残した音響測定用の部屋です。
モビテックの採用サイトでも、新しいMAIT SQUAREへの半無響室設置により、従来より精度の高い計測が可能になると紹介されています
モビテックは自動車開発を中心に、機械設計、NV(騒音・振動)評価、3Dデジタルエンジニアリング、データサイエンスなどを手掛けています。
こうした業務を行うための実験・計測設備と、エンジニアが働く空間をまとめたのがMAIT SQUAREと考えると分かりやすいでしょう。
テクニカルセンターとR&Dセンターはどこにあった?
今回の統合を理解するには、モビテックの拠点の変遷を見る必要があります。
モビテックの沿革によると、2014年12月に愛知県刈谷市へテクニカルセンターを開設しました。
その後、2020年にテクニカルセンターを安城市へ移転。2020年当時の公式発表では、移転先は安城市三河安城南町1丁目15-8 サンテラス三河安城8階で、旧テクニカルセンターは「R&Dセンター」として引き続き稼働するとされています。Mobitec
そして2026年、篠目町のMAIT SQUAREへ両機能を統合しました。
流れを整理すると、
| 時期 | 動き |
|---|---|
| 2014年12月 | 刈谷市にテクニカルセンター開設 |
| 2020年 | テクニカルセンターを安城市三河安城南町へ移転 |
| 2020年 | 旧テクニカルセンターをR&Dセンターへ変更 |
| 2026年6月 | MAIT SQUAREを安城市篠目町に開設 |
| 2026年 | テクニカルセンターとR&Dセンターを統合 |
となります
つまり今回のMAIT SQUAREは、まったく新しい事業を一から始める施設というより、既存の技術開発機能を再編・集約し、設備を拡充した拠点という性格が強いと考えられます。
安城市の資料からは造成工事の規模も確認できる
MAIT SQUAREについては、安城市が公開している盛土規制法関係の資料からも工事情報を確認できます。
安城市の「既着手事業届出の一覧」には、工事主を株式会社モビテックとする案件が掲載されています。
対象地は、
安城市篠目町作野23番1、23番4、24番1、24番2、25番1、25番2
です。
市の公表資料では、盛土等工事について次の内容が確認できます。
| 項目 | 安城市公表資料 |
|---|---|
| 工事主 | 株式会社モビテック |
| 所在地 | 篠目町作野23番1ほか |
| 盛土等工事の施工者 | 東海インプル建設株式会社 |
| 着手年月日 | 2025年4月14日 |
| 完了予定 | 2026年2月28日 |
| 盛土・切土の高さ | 1.35m |
| 盛土・切土をする土地の面積 | 4,830.48㎡ |
| 盛土量 | 6,228.12㎥ |
ここで注意したいのは、4,830.48㎡はMAIT SQUAREの敷地面積や建物延床面積ではないことです。
安城市の資料で示されているのは、盛土・切土をする土地の面積です。公開資料上の数字を、そのまま「施設の敷地面積」と読み替えることはできません。
また、2026年2月28日は造成関係資料上の完了予定日で、モビテックが公表した建物の竣工日は2026年6月29日です。
工種が異なるため、この2つの日付も分けて見る必要があります。
モビテックと安城市の関係は以前から続いている
モビテックにとって、安城市への拠点設置そのものが今回初めてというわけではありません。
同社の沿革を見ると、1999年に三河事業所を安城市へ開設し、2000年には同事業所内にテクノセンターを設けています。
2005年には本社を安城市へ移転。その後2010年に本社を名古屋市へ移しました。
さらに2020年にはテクニカルセンターを安城市へ戻し、2026年には篠目町にMAIT SQUAREを開設しています。
長期的に見ると、安城市はモビテックにとって技術開発との関係が深い地域の一つといえます。
MAIT SQUAREは地域との交流拠点としても使われる可能性
MAIT SQUAREは社内の研究施設だけを目的としているわけではないようです。
2026年9月、モビテックはシーホース三河とのコーポレートパートナー契約を発表し、MAIT SQUAREを起点として安城市や三河地域とのつながりを深めていく方針を示しています。
将来的には、地域イベントや子ども向けの学び・体験につながる活動なども目指すとしています。
また、同社はMAIT SQUAREを対象として2026年度中のISO14001認証取得に向けた取り組みも進めています。
今後、技術開発だけでなく地域連携の面でどのように利用されるかも注目したいところです。
篠目町周辺の不動産にはどのような影響がある?
MAIT SQUAREの開設によって、「周辺の地価が上がる」「賃貸需要が必ず増える」とまでは現時点では判断できません。
企業拠点の新設は地域を見る材料の一つですが、不動産価格は駅距離、用途地域、道路条件、土地形状、周辺の住宅供給、買主層など複数の条件で決まります。
モビテックは、既存の技術開発機能を篠目町のMAIT SQUAREへ統合しています。
そのため、不動産所有者の立場では、
「企業拠点ができたから土地が高くなる」
と単純に考えるよりも、
「周辺でどのような土地利用や企業立地が進んでいるのか」
という地域変化の一つとして捉える方が適切でしょう。
篠目町の土地を見るときは「企業立地」だけで判断しない
篠目町は新安城駅方面と三河安城方面の間に広がるため、同じ町内でも所在地によって交通利便性や周辺環境が異なります。
土地や戸建の売却・活用を考える場合には、企業施設が近いかどうかだけではなく、
- 前面道路の幅員や接道
- 土地の間口と形状
- 用途地域
- 周辺の住宅地との関係
- 駅までの距離
- 駐車場を確保しやすいか
- 住宅用地と事業用地のどちらとして検討されやすいか
などを個別に確認する必要があります。
企業の新拠点ができたことと、近隣の土地が同じ用途で利用できることは別の問題です。
用途地域や建築条件などは、必ず対象地ごとに確認してください。
今後確認したいポイント
MAIT SQUAREはすでに竣工していますが、地域情報としては今後も確認しておきたい点があります。
特に、地域イベントなどへの施設利用、採用・人員配置、周辺交通への影響、施設の具体的な活用状況などは今後情報が増える可能性があります。
一方、2026年9月26日時点の公式資料では、MAIT SQUAREの建物延床面積や総事業費は確認できません。
建物延床面積や総事業費は、今後の公式発表などで確認する必要があります。
まとめ|MAIT SQUAREは安城市篠目町の新たな技術開発拠点
モビテックは2026年6月29日、安城市篠目町作野に「MAIT SQUARE」を竣工しました。
これまでのテクニカルセンターとR&Dセンターを統合し、半無響室、車両ピット、非接触三次元測定機などを備えた技術開発拠点として運用されています。
安城市の資料からは、篠目町作野の複数筆でモビテックを工事主とする造成工事が行われていたことも確認できます。
ただし、新しい企業拠点ができたことだけを理由に周辺地価や不動産需要の上昇を判断することはできません。
篠目町周辺で土地や建物を所有している場合は、企業立地などの地域変化も確認しながら、道路、用途地域、土地形状、周辺需要などを個別に整理することが大切です。
よくある質問
Q.MAIT SQUAREはどこにありますか?
愛知県安城市篠目町作野24番地1です。モビテック公式サイトでは、名鉄新安城駅南口から徒歩約18分、あんくるバス「作野小北」から徒歩約2分と案内されています。
Q.MAIT SQUAREはいつ完成しましたか?
モビテックは2026年6月29日に竣工を発表しています。会社沿革では2026年6月に開設し、テクニカルセンターとR&Dセンターを統合したと記載されています。
Q.どのような施設ですか?
半無響室、車両ピット、非接触三次元測定機、技術開発・受託業務エリア、交流スペースなどを備えた技術開発拠点です。単純な事務所だけではありません。
Q.敷地面積は4,830.48㎡ですか?
確認できません。4,830.48㎡は安城市の盛土規制法関係資料に記載された「盛土若しくは切土をする土地の面積」です。MAIT SQUARE全体の敷地面積と同じとは限りません。
Q.MAIT SQUAREができると周辺の土地価格は上がりますか?
現時点ではそのように断定できません。企業立地は地域を見る材料の一つですが、土地価格は駅距離、道路、用途地域、土地形状、需要など多くの条件によって異なります。
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参考情報
株式会社モビテック「MAIT SQUAREを竣工しました」
モビテック公式発表
株式会社モビテック「拠点紹介」
MAIT SQUARE所在地・アクセス
株式会社モビテック「会社概要・沿革」
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安城市「既着手事業届出の一覧」
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