安城市南部の和泉町・根崎町・東端町は近接していますが、土地利用は同じではありません。工業団地がまとまる場所、農地が広がる場所、既存集落や住宅が近接する場所があり、町名だけで土地の性格を判断することはできません。
和泉町・根崎町・東端町では、工業団地・住宅地・農地・既存集落の組み合わせが異なります。町名だけで判断せず、対象地周辺の土地利用を確認することが重要です。国道23号名豊道路の全線開通による地域変化、沿道土地の売却査定、個別土地の開発可否は関連記事で詳しく確認できます。
結論|3町とも「工業・農地・集落」の組み合わせが異なる
安城市南部では国道23号沿線に産業系土地利用が見られる一方、農地や既存集落も残っています。重要なのは「国道23号に近い町」という一括りではなく、対象地の周辺でどの土地利用が中心になっているかを見ることです。
- 和泉町:和泉ICや工業団地、住宅地、農地が近接
- 根崎町:工業団地の地区計画区域と、農地・既存集落・市街化調整区域の土地が混在
- 東端町:工業系土地利用と農地・集落が隣接し、場所による性格差が大きい
和泉町|工業団地・住宅地・農地が近い距離で切り替わる
和泉町周辺では、和泉ICに近い産業系土地利用がある一方、住宅地や農地も確認できます。安城市企業立地推進計画では、和泉IC周辺の産業ゾーンについて、既存工業団地、住宅地、農地、道路状況などが整理されています。
市の資料では、和泉IC周辺の産業ゾーン内にも農地が約6haあり、約31%を占めるとされています。したがって、和泉町を一律に「工業地」と見るのは適切ではありません。
土地を見るときは、工業団地に近いのか、住宅地側なのか、農地のまとまりの中なのかを対象地ごとに確認します。
根崎町|工業団地地区と農地・集落を分けて見る
根崎町の一部には「安城明祥地区工業団地地区計画」の根崎地区があります。市の地区計画資料では、根崎町石谷・西石谷・東新切・西新切の各一部を対象とし、面積は約11.1haです。
この地区は工業専用地域に隣接し、周囲に農地や集落が形成されている地域として位置付けられています。地区計画では工業施設の立地を誘導するため、建築物用途や敷地規模など独自のルールがあります。
一方、根崎町全体が工業団地地区ではありません。同じ町内でも市街化調整区域や農地など条件の異なる土地があるため、町名だけで建築可能な用途を判断することはできません。
東端町|工業系土地利用と農地・集落が隣接
東端町の一部にも「安城明祥地区工業団地地区計画」の東端地区があります。市の資料では、東端町西山・東山・青ノ山・新長田・宮裏の各一部を対象とし、面積は約4.7haです。
根崎地区と同様、工業専用地域に隣接しながら周辺には農地や集落があります。工業団地として位置付けられた区域と、その周囲の農地・集落を分けて見る必要があります。
「東端町だから工業用地」「東端町だから農地」と一括りにせず、対象地の区域と周辺利用を確認することが重要です。
3町を比べるときは町名より「周囲の土地利用」を見る
和泉町・根崎町・東端町では、同じ町内でも道路一本や地番の違いによって周辺環境が変わる場合があります。地域比較では、次の順番で見ると整理しやすくなります。
- 対象地の正確な位置を確認する
- 周囲が工場・住宅・農地・集落のどれを中心としているか確認する
- 市街化区域・市街化調整区域、用途地域、地区計画などを確認する
- 前面道路と周辺道路のつながりを確認する
- 実際の売却・活用を検討するときは地番単位で条件を確認する
地区計画区域は町全体ではない
安城明祥地区工業団地地区計画の根崎地区・東端地区は、それぞれ町内の一部です。地区計画があるからといって、根崎町・東端町全域へ同じ建築ルールが適用されるわけではありません。
地区計画区域内で建築や土地の区画形質変更などを行う場合には、市への届出が必要になる場合があります。具体的な土地については安城市の都市計画情報と担当窓口で確認してください。
国道23号名豊道路の全線開通による変化も確認
2025年3月8日の名豊道路全線開通によって、和泉ICなど既存ICから蒲郡・豊橋方面まで高規格道路が連続したことによる地域変化は、名豊道路全線開通で和泉町・根崎町はどう変わった?で詳しく確認できます。
道路開通前後の交通量や広域アクセスの変化は、上記の関連記事で詳しく確認できます。
国道・県道沿いの売却査定も確認
国道23号や主要道路に直接接する土地を売却するときは、乗入口、間口、中央分離帯、車両動線など沿道土地特有の確認が必要です。
詳しくは安城市の国道・県道沿い土地売却|乗入口・間口・道路条件の査定ポイントをご覧ください。
市街化調整区域・農地の売却も確認
市街化調整区域にある土地の建築・売却条件は、安城市の市街化調整区域の土地は売れる?、農地については安城市で農地を売却するには?で詳しく確認できます。
開発許可や農地転用の詳細は関連記事で確認できます。実際の土地判断では、3町それぞれの土地利用の違いに加え、対象地の区域区分・用途・道路条件を地番単位で確認する必要があります。
土地価格も町名だけでは比較できない
同じ和泉町・根崎町・東端町でも、工業系の土地、市街化調整区域の土地、農地、住宅地では市場が異なります。町名ごとに一つの坪単価を設定して比較することは適切ではありません。
個別の売却査定では、同じ利用区分・道路条件・面積など条件の近い取引を比較する必要があります。一般的な土地査定の方法は安城市の土地査定はどう計算する?で詳しく解説しています。
まとめ
和泉町・根崎町・東端町は、いずれも安城市南部にありますが、工業団地、住宅地、農地、既存集落の組み合わせは異なります。
和泉町・根崎町・東端町は土地利用の構成が異なるため、土地を売却・活用する場合は、町名ではなく地番単位で都市計画と現況を確認してください。名豊道路の全線開通、沿道土地査定、市街化調整区域・農地の手続きは関連記事で詳しく確認できます。
参考情報
- 安城市「安城市企業立地推進計画」
- 安城市「安城明祥地区工業団地地区計画」
- 安城市「地区計画区域内における建築物等の届出」



