「瑞穂公園に地下駐車場ができると聞いていたのに、計画はなくなったのだろうか」と気になっている方もいるのではないでしょうか。
結論からいうと、2026年10月24日時点で地下駐車場の整備計画そのものが正式に中止されたわけではありません。 名古屋市が2026年9月2日に公表したのは、今回実施していた「瑞穂公園広場及び地下駐車場整備事業」の入札中止です。
入札参加資格を持つ応募者から入札辞退届が提出されたため、優秀提案者を選定せず入札を中止しました。名古屋市は今後について「対応を検討しお知らせします」としており、再入札の時期や整備内容の変更などは現時点では公表されていません。
この記事では、当初予定されていた地下駐車場・広場の内容、入札中止で何が変わったのか、現時点で何が未定なのか、今後の名古屋市発表で確認したいポイントを整理します。
この記事で分かること
- 瑞穂公園地下駐車場の現在の状況
- 2026年9月に入札が中止された理由
- 当初計画されていた地下駐車場・広場の規模
- 今後考えられる動きと、まだ決まっていないこと
- 今後の再入札・計画見直しで確認したいポイント
結論|地下駐車場計画そのものの「中止」は発表されていない
2026年10月24日時点で確認できる名古屋市の公式情報では、中止されたのは2026年4月8日に公告された今回の入札手続です。
名古屋市によると、入札参加資格を持つ応募者から入札辞退届が提出されたことから、優秀提案者を選定せず入札を中止しました。
一方で、名古屋市は地下駐車場整備事業自体を廃止すると発表しているわけではありません。今後については「対応を検討しお知らせします」としています。
したがって現段階では、
| 項目 | 2026年10月24日時点 |
|---|---|
| 2026年4月公告の入札 | 中止 |
| 入札中止の理由 | 参加資格を持つ応募者から入札辞退届が提出されたため |
| 地下駐車場整備計画そのもの | 中止の正式発表なし |
| 再入札 | 未発表 |
| 設計・規模変更 | 未発表 |
| 予定価格の見直し | 未発表 |
| 新しい完成時期 | 未発表 |
という状況です。
「地下駐車場はもう造られない」「すぐに再入札される」といったところまでは、現時点では判断できません。
瑞穂公園にはどのような地下駐車場が計画されていた?
当初の入札説明書では、名古屋市瑞穂区萩山町4丁目の瑞穂公園内、レクリエーション広場東側を中心とする整備面積9,072.87㎡で、新しい広場と地下駐車場を整備する計画でした。
新設する地下駐車場は地下1階、整備面積約7,200㎡、駐車台数約190台が想定されていました。
地上部分についても単なる駐車場整備ではなく、
- 約1,700㎡の天然芝の芝生広場
- 合計約1,500㎡の屋根付き広場
- 約400㎡の遊具広場
- 180㎡以上のミスト広場
- 駐輪場
- トイレ
- エレベーター
- 一時停車スペース
などを整備する計画でした。
既存のレクリエーション広場には423台分の駐車場があり、新設施設は既存駐車場や「8の字ループ」と接続する構想になっていました。
なぜ瑞穂公園に地下駐車場を整備する予定だった?
名古屋市が示していた大きな目的は、瑞穂公園周辺の渋滞対策と、公園利用者の利便性向上です。
新しい陸上競技場の整備に伴う公園周辺の渋滞への対応に加え、雨天時や猛暑時に利用者が雨や暑さをしのげる場所が不足していることから、広場と地下駐車場を一体的に整備する計画とされていました。
つまり、「駐車台数を増やすだけ」の事業ではなく、瑞穂公園全体の利用環境を改善するための整備として計画されていたことが分かります。
当初の事業費はいくらだった?
2026年4月の入札説明書に示された予定価格は、
85億630万円(8,506,300,000円・消費税等を除く)
でした。税込10%で単純換算すると約93億5,693万円となります。
設計・施工をまとめて発注する大規模な公共工事で、地下駐車場だけでなく地上広場、既存施設改修、設備なども含まれます。
当初はいつ完成する予定だった?
当初の入札説明書では、設計・工事請負契約締結から2031年1月10日までを事業期間としていました。
新設施設の建設期間は2028年4月1日から2031年1月9日まで、引渡日は2031年1月10日と設定されていました。
しかし今回の入札が中止されたため、このスケジュールがそのまま維持されるかどうかは分かりません。
新しい事業者募集や入札を行う場合、発注条件やスケジュールが変更される可能性があります。
2026年9月に入札が中止された理由は?
名古屋市が正式に公表している理由は、入札参加資格を有する応募者から入札辞退届が提出されたためです。
それ以上の辞退理由について、名古屋市の入札中止発表では明らかにされていません。
この点は重要です。
公表前の質疑では、民間事業者から物価変動の扱い、工期、地盤調査結果と実際の地盤が異なった場合の費用負担などについて質問が出ていました。
ただし、資材価格・地盤条件・工期などが今回の入札辞退の直接的な原因だったと確認できる資料はありません。
これらを結び付けて「建築費高騰が原因だった」などと断定することはできません。
今後、瑞穂公園の地下駐車場計画はどうなる?
現時点では分かりません。
名古屋市は「今後については、対応を検討しお知らせします」としており、2026年10月24日時点で当該事業ページに新しい事業方針は掲載されていません。
一般的に考えられる選択肢としては、再入札の実施、要求水準・事業費・工期等の見直し、発注方式の見直しなどがあります。
ただし、これは公共工事で一般的に考えられる可能性を整理したものであり、名古屋市がこれらの方針を決定したという意味ではありません。
今後は名古屋市スポーツ市民局からの正式発表を確認する必要があります。
今後の名古屋市発表で確認したいポイント
入札中止後、2026年10月25日時点では新しい事業方針は公表されていません。今後は次の情報が重要です。
- 再入札を実施するか
- 要求水準・発注方式を変更するか
- 予定価格・事業費を見直すか
- 地下駐車場約190台という規模を維持するか
- 芝生広場・屋根付き広場・遊具広場など地上整備を変更するか
- 2031年1月としていた引渡し時期を見直すか
現時点では、再入札・規模縮小・事業費変更などを名古屋市が決定した事実は確認できません。新しい公告や事業方針が出るまでは、当初計画と今後の計画を混同しないことが重要です。
「入札中止」と「事業中止」は別
今回中止されたのは、2026年4月8日に公告された事業者選定の入札手続きです。名古屋市は地下駐車場・広場整備事業そのものを廃止すると発表していません。
そのため、記事を更新する際も「地下駐車場計画が中止」と断定せず、「今回の入札が中止され、事業の今後は検討中」と整理するのが正確です。
まとめ|入札中止後の新方針は未発表、計画自体の廃止も未発表
瑞穂公園広場及び地下駐車場整備事業は、2026年4月に入札公告が行われましたが、参加資格を持つ応募者から入札辞退届が提出されたため、9月2日に入札中止が公表されました。
当初計画では、地下1階・約7,200㎡・約190台の地下駐車場に加え、芝生広場、屋根付き広場、遊具広場、ミスト広場などを整備し、2031年1月10日の引渡しを想定していました。
ただし、2026年10月25日時点では再入札、規模変更、予定価格見直し、新しい完成時期は発表されていません。計画そのものを廃止するとの発表もありません。今後は名古屋市スポーツ市民局からの正式な方針を確認します。
よくある質問
Q1. 瑞穂公園の地下駐車場計画は中止になったのですか?
2026年10月25日時点では、整備事業そのものを廃止するとの発表はありません。中止されたのは2026年4月に公告された今回の入札手続きです。
Q2. なぜ入札は中止されたのですか?
名古屋市の発表では、入札参加資格を持つ応募者から入札辞退届が提出されたためです。それ以上の辞退理由は公表されていません。
Q3. 地下駐車場は何台の計画でしたか?
当初の入札説明書では、地下1階・約7,200㎡、約190台を想定していました。
Q4. 次の入札はいつですか?
2026年10月25日時点では未発表です。名古屋市は今後の対応を検討するとしています。
関連記事
参考情報
名古屋市「瑞穂公園広場及び地下駐車場整備事業」
2026年9月2日の入札中止、入札説明書、要求水準書などを確認できます。
名古屋市「瑞穂公園における広場及び地下駐車場の整備に向けたサウンディング調査」
事業予定地、整備目的、当初検討内容を確認できます。



