名古屋市瑞穂区内浜町で、新たな企業拠点が動き始めています。

粉体処理技術を手がける日本アイリッヒ株式会社は、2026年6月15日に本社を名古屋市西区から瑞穂区内浜町27-16へ移転しました。新拠点「アイリッヒ イノベーションセンター ジャパン(EICJ)」には、本社だけでなく研究開発・テスト機能なども集約されています。

瑞穂区というと住宅地の印象を持つ方も多いかもしれません。しかし、区西部には工場や企業拠点が集積してきた歴史があります。

この記事では、日本アイリッヒの本社移転日、EICJに集約された研究開発・テスト・技術サービス機能、内浜町を拠点とした理由やアクセスを整理します。

日本アイリッヒが瑞穂区内浜町へ本社を移転

日本アイリッヒ株式会社は2026年6月15日、本社を名古屋市西区から瑞穂区内浜町27-16の「アイリッヒ イノベーションセンター ジャパン(EICJ)」へ移転しました。

さらに、本社移転にあわせて成田事業所のテクニカルセンター機能もEICJへ移転しています。原料処理テストは2026年7月13日から新拠点で順次再開されました。

主な内容を整理すると次のとおりです。

項目内容
施設名アイリッヒ イノベーションセンター ジャパン(EICJ)
所在地名古屋市瑞穂区内浜町27-16
本社業務開始2026年6月15日
建物約1,800㎡・3階建て
主な機能本社、テクニカルセンター、CSワークショップ
研究設備シーエルラボ、ジーエルラボ、トライアルラボ、アナリシスラボ
その他保全技術者向けトレーニングやオーバーホール等に対応する小工場を併設

EICJは単なる事務所移転ではありません。

医薬・食品、電池材料、化学、建材などに関連するテストや研究開発ができる施設で、企業・大学・研究機関向けの実験環境も設けられています。

つまり内浜町に、本社機能+研究開発+技術サービス+小工場機能を組み合わせた企業拠点が設けられたことになります。

なぜ内浜町なのか|堀田周辺は企業立地の歴史がある

瑞穂区は住宅地だけで構成されているわけではありません。

名古屋市によると、瑞穂区西部では新堀川沿岸を中心に工場立地が進み、近代工業地域として発展してきました。

名古屋市の資料では、1937年に現在の内浜町付近へ中央製作所が設立されたことも紹介されています。

現在の内浜町にも企業や工場があり、名古屋市の標準宅地資料では内浜町33番6号について「中小工場」の用途地区区分が確認できます。これは都市計画法上の用途地域そのものではありませんが、周辺に工場系の土地利用が存在することを確認できる資料の一つです。

EICJの公式案内では、

・地下鉄名城線「堀田」駅から徒歩約10分
・名鉄名古屋本線「堀田」駅から徒歩約14分
・名古屋駅から高速道路利用で車約20分
・中部国際空港から高速道路利用で車約35分

と案内されています。

研究者・技術者だけでなく、取引先などが訪れる施設では、公共交通と自動車の双方からアクセスできることも立地判断の一要素になります。

EICJで集約された4つの機能

EICJの特徴は、本社移転だけでなく、研究開発・テスト・技術サービス・小工場機能を同じ拠点へ集約した点です。

  • 本社・管理部門
  • 粉体処理の試験・研究を行うテクニカルセンター
  • 各種ラボによる分析・開発支援
  • 保全技術者向けトレーニングやオーバーホールに対応するCSワークショップ

成田事業所にあったテクニカルセンター機能も移転し、原料処理テストは2026年7月13日から新拠点で順次再開されました。医薬・食品、電池材料、化学、建材など幅広い分野の企業・研究機関が利用する技術拠点として位置付けられています。

内浜町の企業拠点としての特徴

内浜町・堀田周辺は、住宅だけでなく工場や企業拠点が立地してきた地域です。地下鉄名城線・名鉄名古屋本線の堀田駅からアクセスでき、自動車では名古屋駅や中部国際空港方面とも結ばれています。

EICJの開設は、瑞穂区西部に現在も研究開発・製造・技術サービス系の企業拠点が立地する具体例として見ることができます。今後はEICJで実施される技術イベント、試験設備の運用、企業・大学との連携などに注目です。

まとめ|内浜町に本社・研究開発・技術サービスを集約した新拠点が始動

日本アイリッヒは2026年6月15日、本社を瑞穂区内浜町27-16のEICJへ移転しました。約1,800㎡・3階建ての施設には、本社、テクニカルセンター、研究用ラボ、CSワークショップなどが集約されています。

成田事業所から移したテクニカルセンター機能も稼働し、原料処理テストは7月13日から順次再開しました。内浜町に、営業・研究開発・試験・保守支援までを一体化した企業拠点が設けられたことになります。

今後はEICJでの試験・研究活動や、企業・大学・研究機関との連携の広がりを確認していきます。

FAQ

Q. 日本アイリッヒの本社はいつ内浜町へ移転しましたか?

2026年6月15日に名古屋市西区から瑞穂区内浜町27-16へ移転しました。

Q. EICJはどのような施設ですか?

本社機能に加え、粉体処理の試験・研究を行うテクニカルセンター、複数の研究ラボ、保全・オーバーホール等に対応するCSワークショップを備えた複合拠点です。

Q. テスト業務はすでに始まっていますか?

原料処理テストは2026年7月13日から新拠点で順次再開されています。

Q. 最寄り駅はどこですか?

公式案内では地下鉄名城線「堀田」駅から徒歩約10分、名鉄名古屋本線「堀田」駅から徒歩約14分です。

関連記事

参考情報

日本アイリッヒ株式会社「本社移転のお知らせ」ニッポンエイリッチ
日本アイリッヒ株式会社「アイリッヒ イノベーションセンター ジャパン」ニッポンエイリッチ
名古屋市瑞穂区「瑞穂区の産業文化」名古屋市
名古屋市「用途地域の指定の基本的な考え方」名古屋市

※2026年10月2日時点で確認できる公表情報を基に作成しています。都市計画、用途地域、道路、法令、建築可否などは対象不動産ごとに最新情報の確認が必要です。